苦いチョコレート。


入口をくぐり抜けると、外はものすごい雨だった。

そういえば、朝梅雨に入ったって言ってたかな。

帰りの車の中、お母さんとは何も話さなかった、話せなかったんだ。

家に帰ると、私はすぐに部屋にこもった。

「なんで?なんで、私なの??神様は本当に意地悪だなぁ…」

誰もいない、さみしい部屋で1人でつぶやいた言葉は、雨の音にかき消された。