「冬真!頼むお願いだ!」
そう言ってお爺ちゃんは頭を下げた。
「やだ、無理、絶対に行かない。」
「もう決まった事なんだ!」
「はぁ!何で私がメイドなんか!」
そう、私は生活費を稼ぐ為に家族に売られたのだ。
「すまん、言わなかったのは悪かった。
だがもう迎えが来てるんだ。」
本当に最悪な誕生日だ。産まれてから15年、私はメイドになります!
「本当に最悪…(泣)」