その疑問には答えず龍平の頭を仕返しと言わんばかりに引き寄せた。


その勢いのまま軽いキスを一つ落とし、唇から数センチの距離で囁いた。








「塞いでもらうため、あと思い知らせてやろうと思って」






あなたの唇で私の口を。



クエスチョンマークを浮かべる龍平に私は微笑んだ。






恋に落ちているあなたの隣で恋をしている私の存在を、ね



いつか思い知ってよ?