「はぁぁぁぁぁぁぁ」
盛大なため息をつきながら
食堂で隣の席に座ってきた智
最近食が細すぎる悠に手を焼いてるからな…
「悠?」
「あぁもーだめ。
俺怒っちゃうし…悠食わないし…はぁ」
「んーなんでだろうね…」
「気分悪い時に無理やり食わしたのは
まじで悪いと思ってるけど
なんであいつ言わないんだろ…」
「そこだよね
気分悪いなら悪いって言ってくれれば
智もそこまでしないのに
今日は?気分悪かったの?」
「いや、今日は全然
怒鳴り返されたし」
「明日覇瑠にご飯作ってきてもらう?
それで少しでも食べれればいいかなって」
「そんなことまでさせていいの?
申し訳ないよ」
「元々明日はお見舞い来たいって
言ってたから大丈夫だよ
声かけとく」
「わりぃたのんだ…」
「おう、まかせろ
お前もあんまりかっかすんなよ
悠も不安だろうし」
「あぁ」
そういった智は
すぐに医局に戻っていった