「ん……そ…そぅ…?」


「はるっ!
はる?大丈夫か?わかる?」


「そう?…どうしたの
りゅうまで…」



「はぁよかった…
俺のことわかるよね?覇瑠」


「りゅう…」

「ちょっと音きかせてね」


俺が少しの間音を聞いてる間
荘は安心したのか
イスに深く腰掛けた


「痛いところは?」

「んー……あたま」


「怠いのと頭痛いのだけ?
ほかは??」

「だいじょぶ」


「うん。大丈夫だね。
ただ熱はまだ下がってないし
油断も禁物。
今日はうちでしっかり寝ること
それなら帰ってよし」


「…え?龍のところ?」



「昨日言ったの…おぼえてない?」


「……ぅん…」


「きのうは意識飛んでたからね
熱も高かったから。
今日これから荘仕事だから
おれと帰ろう」


「あ、…そうなんだ
わかった…ごめんね……」