人の気配で目が覚めると
部屋に龍と悠がいた


「あ、起きた?夕飯食べないで寝ちゃったから
薬も飲まないとと思って
ちゃんとマスクしてるから安心して?」


「悠ゲホッ…ゲホッゲホッ
ありがとう」


「悠あとは俺に任せて?リビングにいて」


「わかった。龍お願いします」


「ああ。
よし1時間くらい眠ってたみたいだけど
気分はどうだ?」


「微妙だな…ケホッ…ゲホッ」


「熱もさっき測ったけど8度に上がってるよ
悠が雑炊作ってくれたけど食べれそう?
薬飲まないとだから食べてほしいけど」


「頑張るよ」


唾を飲むだけで痛む喉で出来れば食べたくないけど
そうも言ってられない…

食欲はあるのに…



痛みに耐えながら時間をかけて
食べきって薬も飲み込んだ



「悠が一人にするの可哀想だからって
うちに誘ったんだけど来ないから
俺もう暫く今日はいるよ
だから安心して休んでな。」


「迷惑かけてごめんな…
ケホッケホッ」


「気にすんな。
何かあればすぐ連絡してな
おやすみ」



俺にあまり話させないように
龍はすぐに部屋を出ていき
そのまま俺もすぐに眠りについた