お昼休みに入る前に
様子を見に行くと
ベッドを起こしている柚がいた


「柚?」

「あ、龍仕事お疲れ様」


「具合はどう?」


「今日は少し調子いいみたい」


「あ、ほんとだ
熱少し下がってるね
今日夜また少し上がっちゃうかもしれないけど
一応後で一般病棟に戻れることになったよ」


「ほんと?嬉しい」


「あぁ。ただ、今までみたいに
きっちり管理してもらえるわけじゃないし
何かあれば一目で飛んできてくれる
環境ではなくなるからさ、
絶対に無理はしないこと。
すぐにナースコールして頼って。
良くはなってるけど
すぐにまた悪化することもあるから
それが守れるなら戻ってもいいよ」


「守ります!」


「うん。分かったよ
ただ、食事がまだ取れないんだよね?」


「うーん気持ち悪くなりそうで…」


「そうだね…
今日の夕飯の時間に顔出すよ
胃に優しいものにしてもらって
ちょっと挑戦しよう
このまま栄養剤に頼り続けると
熱下がらないまま続いちゃうからさ」


「はぁい」


「じゃあ後で病室いくから
看護師さん来て移動してくれると思うから」


「ありがとう
仕事頑張ってね」


「サンキュー」



そういって柚の元をでて
昼食に向かった