「りゅぅ…」
「ん?どした?」
目に溜めてた涙をこぼしながら
声をかけた柚
「きもち…ゎるっ…」
「気持ち悪い?
ベット少し起こすよ」
ベットを起こして
支えた柚の背中をさすると
戻し始めた柚
9度を超える熱で
このまま戻し続けるのは
体に負担がかかりすぎる…
そう思い考えているうちに
想像より早く吐き気は治まってくれた
高熱でぐったりはしているものの
いくらかスッキリした顔になった
とりあえず脱水の点滴だけして
少し落ち着くのを待った
「柚少し話せる?」
「うん」
「気分は大丈夫?少し落ち着いた?」
「さっき戻したらすっかり…
でも…」
「ん?他に変なところある?」
「少し胸が痛い…発作じゃないんだけど…」
やっぱり肺炎かな…
唇も少しチアノーゼ出てるしな…
「わかったありがとう
血液検査だけさせてね
柚はもう休んでいいからね」
そう言ってベッドを倒すと
徐々に眠そうに瞬きを繰り返して
眠りについた柚
すぐに採血をして
カテーテルを繋いでるから尿も検査に回した

