「ゆず…ゆず」
目がさめると朝だった
「ん…?あ、れ…」
「ゆずご飯の準備してる間に寝ちゃったの
声かけたけど起きなかったから」
「そっか…ぉはよ」
「おはよう
熱は下がってるみたいだけど…
学校どうする?行きたい?」
「そりゃあ…」
「そうだよね…でもなぁ。
今日休んでもらってもいい?
昨日の今日だから心配。」
「ぅーん…」
学校には行きたいけど…
龍のこの心配のおかげで
今までなんども救ってもらってきたしな…
「体調どう?なんともない?」
言われてみればいつもよりは
目の覚め具合もあんまり良くない…
昨日の発作の疲れも消えてるわけじゃない
「快調では…なぃ…かな」
「そっか…今日なんともなかったら
明日からいっていいから
今日だけ休んでくれる?
俺仕事ですぐに迎えに行かないかもしれないから」
「うん。わかった
今日は大人しくしてるね」
「ありがとう
今日はいつもよりゆっくりだから
8時ごろ出るよ
それまでゆっくりしてよ」
そう言われて
私がどうしても行きたいって言った時
困らないように
いつも通りに6時に起こしてくれたことに
気づいた。
「2人にメールするねおやすみするって」
「うん。俺朝ごはん準備してるから
ゆっくりおいで」

