俺は仕事も全て寝室に持ってきて
そばにいた


目が覚めた覇瑠は
めまいがするといって涙をこぼした




それからの二日間は
味も食感もほとんどないくらいまで
煮詰めたおかゆを食べさせて
どうにか改善させてはきた




そんな今日、
午後からの仕事を控えた俺の前に
昨日少し良くなった顔色が
2日前に戻ったような覇瑠が起きてきた


縋るようにソファについた覇瑠…


「おはようどうした?気分悪い?」


「め…まぃ……」

「めまいか…ちょっと横になろう
大丈夫だよすぐ落ち着くから」



そう言って支えたはずの覇瑠の体が
突然力を失って俺に掛かってきたと同時に
ソファからずり落ちた



「はる!はる!?
はる!?大丈夫か?わかる?はる!」


すぐに支えてソファに横にしたけど
何だ声をかけても反応はない

10秒ほどで微かにまぶたに反応が起こって
それから徐々に意識が回復してきた