眠った荘に挟んだ体温計は
39.4を叩き出し解熱剤も点滴することにした
状況が状況なだけに
急ピッチで血液検査に回してもらった
ガラッ
「血液検査でたよ
数値見る限りインフルエンザだと思う
でも何年も一緒にいて
荘がインフルでここまで吐くことないし
こんなにひどいこともなかったから
もしかしたら髄膜炎も発症してるかも」
血液検査の結果と
髄膜炎検査の道具を持って入って来た龍
「そうだな…髄膜炎の可能性かなり高いよな
もしそうならすぐに検査して治療しないと
検査するにも一回起こさないとだな」
「あぁ。そうだな
荘大丈夫か。起きれるか?荘」
「荘?聞こえるか?荘」
「うーん反応ないな」
「あ、荘?荘わかるか?」
一瞬開けた目は俺を捉えたけど
見えていないかのように宙を見つめて
そのまままた目を瞑ってしまった
「やばいな。すぐ検査しよう
全身麻酔にして固定しよう
看護師一人呼んできて。麻酔してる」
すぐにナースステーションに向かい
ベテランの看護師さんを呼んできて
すぐに検査に入った。