そう思いつつ迎えた昼休み


なかなか戻ってこないな…

様子を見にいくと
診察室の机に伏せてる姿


「おーい
だから無理すんなって…」


そう言って触れた肩は微妙に熱い

「荘?お前熱…」

「ん、わりぃ
昼休み休めば大丈夫。微熱だし」

「計ったの?」

「それくらいわかるよ」


「俺午後代わるから早退しろ」

「いや、どっちにしろ今日は帰れない
仕事溜まってるんだ
覇瑠にも伝えてあるし」


「そんなこと言ってる場合か
早く休めばすぐ治るんだから。
それこそ市販の薬なんか飲むなよ」


「そこまでバレてんのかよ
でも微熱だし大丈夫」


そうは言っても溜まったら後、
そう簡単に挽回できないほど
仕事が溜まるのがこの職業…


「んーじゃあわかった
午後の外来代わるから医局で仕事してろ
それと、今から俺の診察受けろ
それが今日仕事続ける条件」


「まじかよ…わかった
ごめんな。龍も仕事あんのに」