それから二日間ひたすら眠って
熱も下がって喘息もだいぶ良くなった
ご飯だけはいつも通りには戻ってないけど
自分のペースで食べていけばいいってことで
龍から退院の許可が下りた
ガラッ
「悠準備できた?」
「できたーって
あれ?智仕事は?」
「さっきまで当直
やっと終わって一緒に帰れるよ」
「お疲れ様」
「ありがとう
悠もお疲れ様。良くなってよかった
このまま順調にいけば花火も行けるから
あと二日安静にね」
「はーい」
「俺今日ずっと居られる予定だけど
明日と明後日花火の日両方一日勤務だから
傍にいてあげられないけど
なんかあったら柚か覇瑠がいるからって」
「二人に迷惑かけちゃうね…」
「そんなことないよ大丈夫
二人から言ってきてくれたことだし
それに花火の日は
もともと俺がぎりぎりだから
龍と荘にお願いしてたから
そんなことより!
はやくかーえろ?久々に二人なんだから」

