『お、勇介!おはよっ! 遅いから先行ったけど 寝坊か?』 健ちゃんは北山くんに 気がついて話しかける。 『―…おう。 昨日ちょっと徹夜してた。 まじねみー…。』 「北山くんっ、おはよっ!」 私は北山くんに 笑顔で挨拶する。 「えーっと…、名字―…。 長川だったっけ?」 北山くんが 健ちゃんに尋ねた。 『…おい! お前まだ覚えてねーの? 前も教えたじゃん! 長川 愛奈、だろっ?』 「ああ、そうだった。 “あいな”って書いて 愛奈…だっけ?」