「サッカー部――…、 入りたかったなぁ…。」 私は溜め息まじりに言った。 『もう愛奈は~! 溜め息何回目っ!? 愛奈はスポーツ全般 好きなんだから、 また探せばいいじゃん?』 「せっかく入学したのにな―… ――…よしっ! もう切り替えよう!! 入学早々こんなんじゃ やってられないもんね!」 私は大きく息を吐いて 笑顔を見せると、 潤ちゃんは隣で 優しく笑ってくれた。