『ちゃんと 分かってんじゃん。 俺がここまで女と話すの 俺の中では 全然なかったもん。 お前と話してたら そのままの自分で いられるんだ。 一緒にいて 全然飽きない。』 「うん……。」 そうだったんだ…。 確かに今思えば、 入部したての北山くんとは 全然違う。 『お前は特別っ。』 北山くんは 抱き締める力を強めた。 『……好き。』 それ以上言われたら 心臓おかしく なっちゃうって…;