部活内恋愛‐部恋。‐





『……お前の気持ち、
 聞かせて。』


私がゆっくりと
顔をあげると、

北山くんは
私の真っ正面にしゃがみ、
目線に合わせてくれた。





「………大好き。」



言いたかったその言葉を、
たったその一言が
言えた瞬間に
また涙が溢れて

どちらからともなく
ギュッと抱き締め合った。