うっとうしい…って思いつつ、 あたしも……女じゃん! 『キャーっ♪』――… 黄色い声援が耳にくる―…。 『あっ、ほらこっち向いたよ! かっこいいーっ!』 呆然と突っ立ってる私達―…。 隣で潤ちゃんが言った。 『…ねぇ、愛奈? こんな黄色い声援のなか マネージャーの仕事 ちゃんとできんの?』 「――…自信ない。 部員目当てとかじゃ ないもん……。」 『だよねぇ…。』 私は純粋にサッカーが好きで 入りたいのに――…!