「なんでこんなに寒いのに 暖かいのっ? 逆にビックリだよ!」 『心が冷たいんだよ、俺。』 自らそう言って 悲しげな表情を見せた 北山くんを笑うと、 北山くんは思い切り 握る力を強くした。 「痛いー!ギブギブ!」 目の前には 満足そうな北山くん(笑) 「それにしても ほんと暖かい。 人間ホッカイロだね。」 私は笑いながら もう片方の手袋を外して 北山くんの手に添えた。