でも、今は この静かな空気が すごく落ち着くんだ。 風が冷たくて ほんとは凍えそうだけど、 心の中は色んな想いで いっぱいなんだ。 そのお陰で 少し暖かい気がする。 なんでこんなに 安心して隣を 歩けるんだろう。 『なにニヤけてんの。』 「ううん。」 やっと口を開いたか、 北山勇介。