『どした?』 「…違う話をしようよ。 なんか目が覚めちゃって 眠れそうになくて。」 『うん。 何時でも付き合うよ。』 ――――――… こうなるつもりは なかったけど、 なかったはずなんだけど、 無意識に「違う話をしよう」 って口走ってしまった。 北山くんは 私が言ったとおりに さっきまでの空気を ひっくり返すような話を 始めたんだ。