「カラオケ……; あたし照れくさいし、 歌わないよ?」 『 はぁ!!? 』 二人の声が見事にダブる(笑) 「カラオケ大好きだけど… 男の子の前で歌うのは…; それにほら、 今日あたしだけだし ………女。」 目の前の二人は呆然; ますます焦る私に 北山くんが意味深な笑みを 浮かべた。 『さっき言ってたよなあ? この3人でいるの 好きだーって。 騙されたなー…俺。』 溜め息まじりに言う 北山くん。 「――――っ……」 少し笑みを浮かべて 見つめる北山くんは 意地悪で少しだけ可愛い。