「ごめん、潤ちゃん! 携帯に電話が 掛かってきてるから 一端切るねっ! ちょっと待ってて!」 『掛け直さなくていいよっ。 また明日改めて 話聞かせて? じゃあまたねっ♪』 「うんっ! ほんとにありがとねっ。 おやすみー…」 私は家の電話を切って、 ベッドに置いてある携帯に 手を伸ばした…。 表示してある名前―――… 【北山 勇介】