――――――… 話し終わって 教室に帰っていると、 潤ちゃんが私に言った。 『あたし、サッカー部のこと よく分からないけどさ、 みんな愛奈のこと 必要としてると思うよ? そばで見守ってるだけで ちゃんと役目を 果たしてるのが マネージャーって感じが あたしはするけど… あまり考えないで、 一度初心に戻りなよ。』 「初心…かあ。 確かにそうかもしれない。 ありがとね、潤ちゃん♪」 話聞いてもらえるだけで こんなにスッキリしたのは 初めてだった。