健ちゃんは万歳をやめて、 ポカンとして言った。 『――…ウラ? 俺が長川騙すワケないじゃん! 大丈夫っ! サッカー部は イイ奴ばっかだよ? そんなに長川のこと 心配なら、お前も――…』 「お前も入れよ」と 言いかけている 健ちゃんの言葉を 潤ちゃんがすかさず遮る。 『絶っ対にいやっ!! マネージャーみたいな 癒しを届ける仕事なんか 絶対できないから本当に無理!』 癒しを届ける潤ちゃん――…、 想像できないかもな。(笑)