『だって話がうまくいき過ぎ!
 その監督ってさ――…、
 すーっごい怖いかもよ!?


 タラタラすんなぁー!!
 こらぁぁ!!走れーっ!!

 みたいな…?(笑)』



・・・・・。


潤ちゃんの表現が
オーバーなわりに
なんだか凄くリアルで
私はますます怖くなってきた。

だってマネさん希望者
追い出しちゃうくらいだし…。


「――…大丈夫大丈夫っ!
 決めちゃったもんは
 もうしょうがないっ!
 何事もやってみなくちゃ
 分かんないって!」


開き直って笑う私を
潤ちゃんは不安そうに
溜め息をついていた。