「柚花は…オレのもの」

変な感触を覚えた。
近くにいすぎて目の前がぼやける。

唇と唇が重なる。

「…!!!!!!!」

もがく私とは裏腹に舌をいれてきて甘い声を出してくる。

どうして…。蓮とでさえキスしたことないのに。きもちわるい。

「…やだっ!!もう…、気持ち悪い」

「…俺は柚花のそばにいれて幸せだよ」

「来ないで!私はあんたなんて嫌いっ!」

近くにあった靴を投げた。
偶然頭にぶつかる。

「じゃあ俺の印をつけておかなくちゃ。」

首筋を抑えて、思いっきり噛み付く。
歯形が首にくっきりと残り血がだらりと垂れた。

「…ぎゃ、あぁあああ!!!?」

「俺のもの。この跡があるのは柚花だけ」

そこからは覚えてない。

でも周りが血の海になったのだけは記憶にあるきがする。