次の日、私は勝也の葬儀に参列した。遺影の勝也はいつもの優しい顔をしていた。

私は一人お寺の周りを歩いていた。

「瞳ちゃん?」

呼ばれて振り返ると、勝也のお母さんがいた。

「お母さん…
昨日は取り乱してスミマセンでした。」

「ううん。いいのよ…
まったく勝也は。親より先に行くなんてねf^_^
そうそう。瞳ちゃんに渡すものがあるの。
はい、これ。」