「瞳、お帰り☆」

待ってましたと言わんばかりの和樹の笑顔。

「何?」

無愛想に答えた私に、突然和樹は土下座をした。

「ちょっ!!!何してんのよ!」
周りをキョロキョロしながら和樹に顔を上げさせる。
「あの時はゴメン!
…俺、アイツに言われて瞳にあんなヒドイ事しちまって…
今度は本気なんだ!もう一回俺にチャンスくれ!!!」

「何かと思えば…
私はもう和樹とは無理!他当たって…」

そう言って家に入ろうとする私を、すごい力で腕を掴む和樹。

「ちょっ、痛いょ!!!」