「あの、来年からはチョコ…」

「あー、あげたかったらあげるから!
陽平が食べなくていいから、受け取ってくれるだけでいい。
綾ちゃん、甘いの好きでしょ?
綾ちゃんにあげて?」

「それなら、おまえが直接綾に渡せばいいだろ
俺経由するんじゃなくて」

「それじゃあ、意味ないんだよ。
私は陽平のために作ってるんだから」

「…そうか。わかった…」

「じゃあ今日は本当にありがとう!またね」