メールの着信音で、目が覚めた。 もう、朝……? 外を見たが、まだ真っ暗だった。 携帯を開き、眩しさをこらえながら明るい画面を見ると、まだ夜中の2時だった。 メールは、健一からだった。 嫌な予感がした。 少しメールを開けるのをためらったが、思い切って開けた。 【別れよう】 メールはその4文字だけだった。 メールを開ける前に、何となく分かっていた。 私の恋が終わった瞬間だった。