どうかお願いです、神様。 私をどんなに苦しめてもいいから、もう、空を苦しめないで…。 海がある限り、私は泣く。 でも、太陽がある限り、私は笑う。 頑張るから…。 だから、もうやめて…。 星空の海に手を伸ばす。 アユミさん。 あなたも私を見ているの…? その時だった。 月明かりで伸びる私の影と、その先に伸びている、2つの影。 私の目の前には、抱き合うここみと空がいた。