はじめてここみを見た時、俺は息が止まるかと思った。 3年前の姿のまま、死んだはずのアユミが俺の目の前にいた。 アユミだ! アユミが帰ってきた…! だが、彼女は言う。 ―――『ここみです、よろしく。』 アユミじゃない。 アユミは死んだんだ。 死んだ者は、生き返らない。 分かっていても、止められなかった。 性格こそ違ったが、ここみをアユミの生まれ変わりだと思うことさえあった。 それから、俺の葛藤が始まった。