「ひっこし…?」 「…うん。とうきょうにひっこすの。」 12年前の春。 突然、彼女との別れがきた。 初めての友達と別れるツラさは今でも覚えてる。 ――だから私たちは約束をした。 「わたしね、大きくなったら、じょゆうさんになるの。」 「じょゆうさん…?」 「うん。だから、シズカちゃんもじょゆうになって、まいといっしょにテレビにでよ! そしたらまたあえるよ!」 「…うん!わかった!!やくそくだよ?」