後から聞いた話、私が演じる役はもともと まのかちゃんが演じる予定だった。 それをまのかちゃんが私に譲ってくれた、と鈴さんが少し悔しそうな顔をして言った。 私はまのかちゃんの分まで…この仕事をやりきる。 「マイさーん、出番です!!」 「………はい!!!」 厚い台本に眠るはもう1人の私。 それを演じるのも、もう1人の私。 これから…上原マイが始まる。