ドラマチックSボーイ





化粧品会社に到着し、

待っていてくれた担当者の人に案内されて私たちは会議室へと入った。



そこにはすでに打ち合わせの時にもいたお偉いさんたちも居て、
入ってきてすぐに、かなり苦しい顔をして深々と礼をした。



それを見た私は一瞬にして全て理解した。



「あのですねえ…!」


「鈴さんっ!!」



エサに食らいつくトラのような勢いで怒鳴ろうとした鈴さんを私は止めた。


大きく深呼吸した後、私は重役さん達に尋ねた。



「その様子じゃ…なぜこうなったか知りませんね?」


「舞さん…!」



私の質問が見事当たっていたのか、

重役さん達はバッと顔を上げ、すがるような目で私を見つめた。