スタジオの空気が変わった気がした。 そして俺の後ろにいた鈴も…なぜか自信たっぷりの笑みをこぼした。 マイが選んだコスメやセットの雰囲気からして、 伝えたかったのは悲痛な想い。 それならさっきの表情(カオ)は完璧だ。 …どこでそんなの思いついたのか訊いてみたい。 自惚れてもいいんじゃないか?俺 その想い…俺に向けたものなんじゃないかって。 ふと、視線を隣に向けると うつむいたままスタジオを後にするマイの姿を、 眉をしかめたまま追いかけている如月まのかがいた。