カメラの向こう、 私を見つめるひとつの姿に ……募る想いが溢れそうになる。 私は…… 私は……っ 「こっち見て。」 樹くんがそう囁きながら私の顎をとらえ、 唇を近づける。 それでも私は一筋の涙を落し、 静くんを見つめ続ける―――…… カシャッ!