2人から、 目をそらしたいけどそらせない。 さっきスタッフが言ったように、 2人は有名画家が描いた美しい赤の絵に溶け込んでいる。 見つめあい、 唇が触れそうになるくらい近く、 彼は彼女の耳に唇を寄せ、 愛の言葉を囁く―――…… 「な……っ!」 瞬間、囁かれたまのかちゃんの表情が変わった。 眉間にシワを寄せ、何かに驚いたかのように静くんを見つめる。