「おーい、舞ちゃんどうなった?」 !!! ノックもなしに突然現れた楠さんに、 私は驚きすぎて声が出なかった。 だけど静くんは何事もなかったかのように涼しい顔をして、 「ああ、これから忙しくなるよ。 マネージャー探してやって。」 と言った。 「へえーさすが静だな。 良かったな、野望が叶って。 俺はてっきりもう一つの方が先に叶うと思ったのに。」 そう言って楠さんはノンフレームのメガネを上げる。 「……野望?なにそれ?」 首を傾げながら静くんに尋ねる。