ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ

『だって、明日は土曜だろ?だから泊まりはダメ。』


『チッ…。ダメだったか…』


『ん?』


『ううん、なんでもないよっ!!』


あたしは首を左右に振りながら、にこにこ笑顔を向けた。


あ~あ…


勢いでOK貰えるかと思ったのに…。


やっぱ翔馬くんはそんなに甘くない、か…。


あたしはため息をつきながら肩を落とした。


あっ、でも待てよ。


翔馬くんって、確か1人暮らしだし…


『ねぇ、翔馬くん…』


『あっ、飯も作んなくていいから。』


あたしを見ながらキッパリと言い切った。