「なに、お前が映画の姫様役がしたいって言ったんだろ?」 「馬鹿、いや馬鹿!したいって言ってない!羨ましいなって…てあれ? 好きだ、なんてセリフあったっけ?」 「ん?」 まるで映画の中に紛れ込んだと勘違いするような 甘い声に、甘い笑顔。 それらを纏わせたそいつはベッドの隅で丸まる私との距離を詰める。 ギシ、軋む、ベッド。