「ちなつ…手に、血が出ているぞ」 かたくなに反発するオーラに気おされそうになりながら、ちなつの指先を舐めてやる。 鏡のかけらでかなり深い傷だったが、それは瞬時に元の白い肌に戻っていく。 傷を次々と舐めては、ふさがる……。 「な…に……?なんで、治る…の?」 眉間に皺が寄り、驚愕の瞳でこちらを見つめているちなつに笑いかけた。