幻聴じゃない?! ――閻魔!! 目を開けたワタシの目の前には、なぜかシュウではなく閻魔がいた。 銀色の長い髪。 紅蓮の炎を宿した情熱的な瞳。 そして、何度重ねたか知れない、その唇――。 「えん…ま…?」 「そうだ、閻魔だ」 そう彼が応えるのと、ワタシを抱き締めるのと同時だった。 温かい… 地獄の住人のわりに、体温が高いな、相変わらず。 そう思って、ワタシは微笑んだ。