母は口元に手をやり、出かかった言葉を飲み込んだ。 細くした目をさらに三日月型にした愁は、 「はははっ…!…あんた『守り人』だったね、確か? ふ~ん… オレの名前を口に出すのも畏れ多い、ってところかな? 懸命な選択だよ、本当に」 と、まるで母を自分より目下の者のように話した。 なんなんだろう!! 本当に失礼なヤツだ!! 腹が立ってムカムカと今にもベッドから飛び出さんとしたワタシの体を、閻魔がギュッと力強く抱き締めた。