ぼんやり頭の隅で思ったけれど、布団に入ったワタシはもうこの温かい場所から出る事は難しかった。 それに… 宮下愁が、いる。 ヤツは苦手だ。 閻魔と同じ姿をしているだけに、なにやら胸が騒いで仕方なくなる。 『鍵』だという対の竜を持っている相手だからか、そばにいると胸がちりちりするのだ。 同じベッドに潜り込んだ状態になったワタシを、閻魔が抱き寄せて頭を撫でてくれた。 不安な気持ちを察しているのかも知れない…。