「………ッ!」 不思議な感覚だった。 今の今まで感じていたズキズキする痛みや熱が、スゥっ…とさざ波のように引いて行ったのだ。 愁ではないのにーー? 『竜』ではないのにーー? 「そんなに見るな。それとも、もっとその先が欲しいのか…?お前が望むなら…いや、望まなくても、千夏は我のものだがな」 「……………!!」 恥ずかしいセリフを糸も簡単に口にする閻魔は、本当に変わらないと思う。