ヤツの周りを取り囲んでいた女子の集団が、一斉にワタシを見た。 おいおい…勘弁してよ…。 さらにマズいことに、何を考えているのか、ヤツは構わずこちらにやって来るではないか! 「よぉ、千夏」 ヤツがなれなれしくワタシの机に手をついた。 急にワタシの胸が締め付けられる。 まただ…。 なぜか宮下愁がそばに来ると、なんとも思ってもいないにも関わらず苦しくなり、ある部分が火傷でもしたように熱く痛むのだ。 そうーー。 右の太ももがーーーー……。