そんな気がした……。 まるで火だるまのようにして外へ転がり出た男を、なす術もないまま我は近付いて行った。 男は火を両の掌を使って、はたいて消し止めようと必死だった。 我も、同じように男の身体を舐めるようにして飲み込まんばかりにする火を、はたいた。