千夏は、自分の前世のことなど何一つ知らぬままに、愛情を一心に受けて育っているようだ。 ほっとして、また何事かが起きぬ前にと『地国』へ戻ろうとした。 その時ーー。 誕生日パーティのさなかに、それは起きた。